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2007年9月23日 (日)

修理実例はじめます(その4)

「修理実例はじめます」の4回目です。前回までで手の内革と縁革を外す所まで進めました。

外した後に頭の縁をまつり縫って中の身(綿や鹿毛)がこぼれないようにして、小手頭や手首などに破損した部分があったらそこを直します。今回は小手頭の小指側の力革(補強用の革。今回は藍染革でしたが、小手によっては印伝革などを使っているものもあります)が痛んでいたので当て直しておきます。

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準備が出来たら、新しい手の内革を仮止めして調整してから縫い止めます。

 

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仮止めした手の内革です。今回はお客様のご要望で、本来のサイズよりやや大き目に手の内革を切り出しています。

 

 

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手の内革を縫って張った状態です。この後、縁革(今回は藍染革)を縫い止めます。

 

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縁革を縫い付け終わりました。

 

この後、縁革を返して手の内革にまつり縫いで止めていき完成・・・で、これが完成写真・・・と言いたい所ですが、「藍染直し」がありますのでもう1回続けさせていただきます。

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コメント

手の内革を切り出すときに原革の延びる方向と延びない方向を意識して切り出しているのでしょうか?たとえば、手のひらの横方向を皮の延びる方向に、指先方向に皮の延びる方向に切り出すとか関係あるのでしょうか?

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