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2007年10月 1日 (月)

修理実例(垂の一・その3)

こんばんは。今日は色々あったのでちょっと疲れました。

流石に2時間ぶっ続けで歩きとおすのはきつかったです。日頃運動していませんからねえ・・・。

それはそうとして、垂修理の実例・完結編です。前回は両側の紐をそれぞれ垂に取り付ける所まででした。

2007093007 右紐を取り付けた部分に、上から合成(クラリーノ)革を巻いた所です。ここを今度は縫い止めていきます。

 

 

2007093008 縫い止め終わった状態です。今回はミシンの調子が悪かった為手で刺しています。また、切れかかった所を剥き出しに出来ないので、少し長めに合成革を巻いてあります。

同じように左紐も巻いて縫い止めます。

 

2007093009 左紐が縫い止め終わった所です。

紐が直った所で、縁クローム革の穴が空いた所も直しておきます。

これで今回は完成です。

 

2007093010 これで、今回の垂修理は完成です。

今回の垂修理の内訳は、「右紐の補強(¥500)」「左紐の交換(¥1,000)」「大垂・クローム縁革の当縫×2(¥500×2)」で、合計¥2,500となります。

今回は軽修理のみで藍染めやクリーニングなどはやっていません。時間の都合もありましたが、少年用で基本的に高い物ではない事(新品定価で¥6,500。角革やモールも入っているので割と良いものだったりします)や、使用しているお客さんがまだ小さく、これから自分の防具を買い換えるかもしれない点を考慮した上で最低限の修理となっています。

無論それだけでなく、経年の割に修理が必要な個所が少なかったのも大きいのですが。

次回は小手の軽修理にしようと思います。

生業ですので早々修理がらみのネタが切れる事は無いと思うのですが、それでも毎回修理と言うのもなんですので、このページをご覧の方でもし剣道具について何か知りたい事がある方はお気軽にご要望くださいませ。

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